辛い肩こりを治したい…!整体院の選び方や料金について

2018年06月20日更新

今や国民病とも呼ばれている肩こり。

毎年、厚生労働省が行なっている『国民生活基礎調査』によると、日常の悩みとして「肩こり」をあげた人の割合が女性は1位、男性は2位だったという結果が出ています。

スマートフォンやパソコンなどの普及により、目からくる肩こりや、悪い姿勢による肩こりが増えており、老若男女問わず、多くの方が肩こりに悩んでいます。

病院に行くほどでもないけれども、こりが辛い・・・そんなときに手軽に利用できるのが整体院です!この記事では、整体院で肩こりを解消しようと考えている方に向けて、知っておいてほしい情報をご紹介します。

監修者:渡部 真弘 先生
(柔道整復師)

なぜ肩こりが起こるのか?

肩こりを治すためには、まずは原因をしっておかなくてはいけません。とはいえ、肩こりの原因は、姿勢の悪さなどの身体的な原因もあれば、ストレスや緊張などの精神的なものまで様々です。

肩こりが起こるメカニズム

肩こりのメカニズム

「肩こり」とは簡単に説明すると、頭と首を支える骨のまわりにある筋肉が硬直してしまっている状態です。これは、重い荷物をもったり、悪い姿勢が体にかかる負担などの『外的刺激』と、ストレスや過労などの精神的な刺激によっても起こります。

これらの『刺激』によって、筋肉が酷使され、血管が収縮して血行不良となり、筋肉細胞に十分な酸素が行きわたらなくなり、疲労物質が体内に蓄積されていきます。

このときの刺激が神経に伝わりると「痛み」や「不快感」として体に現れます。これが『肩こり』です。

これらの一連の流れが繰り返されることで肩こりの悪循環サイクルが出来てしまいます。

肩こりを引き起こす4つの原因

1.姿勢

知らずのうちにやってしまっているものとして”姿勢”があります。

仕事に集中するあまり、長時間のデスクワークで同じような姿勢をとり続けてしまうと、特定の筋肉に力が集中していることが多く、気付いた時には慢性の肩こりになってしまっていることがありあります。

パソコン上の細かい文字や数字を見ながらの長時間のデスクワークは、目を酷使してしまうので、目の周りの筋肉や、首回り、肩周りの筋肉の緊張を加速させるため、さらに肩こりを悪化させることにつながります。

姿勢

2.運動不足

運動不足により、肩回りの筋肉を動かす機会が少なくなると、同じ姿勢を続けているときと同じように、筋肉の緊張状態が続き、肩こりを引き起こしてしまいます。

長時間のデスクワークをしている方は、長い時間座りっぱなしでほとんど身体を動かさない方も多いのではないでしょうか。朝から晩まで働きっぱなしでスポーツする時間がないという方も増えています。

3.精神的なストレス

精神的ストレスを感じると、体を“やる気モード”にさせる『交感神経』が常に優位となります。すると、首や肩周りの血管を収縮させてしまい、血行不良により、肩こりを助長させることになります。

ストレス

4.冷えによる肩こり

女性に多いのが冷えが原因となって起こる肩こりです。

女性は男性とくらべて、もともと筋肉が少なく、体温が低い方が多いです。体温が下がると、血管や筋肉をを収縮させ、体温を放出させないように脳が体に働きかけ、血行不良になって肩こりにつながります。

それだけでなく、寒いと肩をすくめたり、体に力を入れやすくなるので筋肉が酷使され肩こりを引き起こしやすくなってしまいます。近年は夏でも空調が効いている場所が多く、年中冷え性による肩こりという方も多くいらっしゃいます。

冷え性

肩こりが悪化して起こる症状

肩こりが慢性化したり、日常生活に支障があったりする場合は、早めに対策を打ちましょう!日本人の多くがかかっている「国民病」とはいえ肩こりを甘くみてはいけません。

肩こりが悪化してしまうと、次のような症状を引き起こす可能性があります。

太りやすくなる
四十肩・五十肩
頸部椎間板ヘルニア

肩こりを放置してしまうと、代謝が悪くなって太りやすくなったり、将来的には肩関節が炎症をおこし腕を肩よりも上に持ち上げるとき痛みを感じる「四十肩」になってしまうことも考えられます。首、肩に痛みとしびれがある場合は変形性頸椎症や頸部椎間板ヘルニアの可能性もあります。

また、めまい・頭痛・吐き気などを引き起こす原因にもなります。他にも、生活習慣病などの病気のリスクも高まってしまいます。

整体院で肩こりを和らげるときに知っておきたいこと

1.整体院の選び方

初めて行く場合、どの整体院を選べば良いか、院によっての違いは何か気になりますよね?

ここでは肩こりを「治したい」、「改善したい」とお考えの方に向けてどんな施設やどんな施術を行っている施設を選べばいいのかをご紹介します。

骨盤矯正をおこなっている施設を選ぶ

その他、骨盤が歪んで肩こりが起きている場合は、骨盤にアプローチして骨盤矯正をしたり、体全体の歪みを確認し、歪んでいるところにアプローチして矯正をしたり、ストレッチやマッサージをしながら、体全体をほぐし、肩こり緩和を行なったりする施術院もあります。

ファンクショナルカッピングが受けられる施設を選ぶ

『ファンクショナルカッピング』という新しい施術法があります。これはアスリートのパフォーマンス向上のためのコンディショニングで取り入れられ始めている施術です。

身体は全身タイツのような「筋膜」で覆われているのですが、体のコリや歪みによって、この筋膜の一部がひっぱられたり、縮んだりしてしまいます。

これを「カッピング」というシリコン製カップをつかって、筋膜がひっぱられて癒着している部分を吸い上げて、はがす、という新しい発想の施術方法です。

従来の癒着している部位を押し流す、という一般的な筋膜リリースではなく、癒着している表層部を吸い上げ、そして深層部を自動または他動運動させることで癒着を剥がす全く新しい発想の施術法です。

リラクゼーションマッサージでは根本改善は見込めない?!

リラクゼーションを目的に60分2,980円ほどの料金を掲げている施設も街で多く見かけると思います。

一見お得感を感じますが、このような施設では、一時的に肩の筋肉をほぐすことはできても根本的な改善が見込めず、時間がたてばまた肩が凝ってしまうことがほとんどです。

また、無資格者が施術をおこなっている場合も多く、首を急回転させるような危険な施術による事故も多発しています。

肩こりの施術にかかる料金について

費用

料金の相場は10分1,000円程度

このあと詳しく見ていきますが、肩こりは保険適用されない症状なので『自由診療』になります。

そのため、施設の施術内容によって料金はさまざまです。目安の相場は10分1,000円程度。60分で6,000円あたりに設定されている施設が多いです。

肩こりは保険適用で治せない!

基本的に、肩こりは保険治療を行うことはできません

「整体院」は、無資格者のスタッフが施術を行っているケースが多く、保険の取り扱いはありません。

一方で「整骨院・接骨院」では保険で取り扱える症状も一部ありますが、肩こりなどの慢性的な症状は保険の対象外です。保険が使える症状は、『骨折、脱臼、捻挫、挫傷、打撲』などのケガ(外傷)だというように、きちんと法律で定められています。

しかし、中には肩こりの症状を拡大解釈して、保険適用をおこなう整骨院や接骨院が存在します。これは不正請求にあたる可能性が高いです。

なるべく安くで肩こりを和らげたいという気持ちもあると思いますが、患者自身も保険請求に対する責任が問われるので、不正請求に加担してしまうことになってしまいます。

まとめ

肩こりは運動不足や冷えによる肩周りの血行不良からも起こることがあります。

多くの場合、何気なく行なってしまっている日常の生活の中に原因が隠れています。思い当たる原因は取り除いていくことが大切です。

また、「肩こりでわざわざ整体院や病院に行くまでもない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、作業効率が悪くなったり、肩こりから吐き気や頭痛、めまいなどを起こしたりすることもあり、日常生活に支障をきたしてしまいます。

痛みを感じたら体を休める、痛みが続くようなら早めに整体院、医療機関に行くなどの対処をすることが慢性化やさらなる病気を引き起こさないコツになります。ぜひ、日頃の生活を見直して見てください。