よもぎ蒸しの妊活へのメリットとは?おすすめタイミングや頻度について

2018年06月18日更新

妊活中の女性の方の中には、よもぎ蒸しが妊活に効果があるということを耳にした方も多いのではないでしょうか?

“万能の生薬”としても知られる『よもぎ』ですが、どうして妊活に効果があるのでしょう・・・?この記事では、鍼灸師で栄養士としてもご活躍される富塚さくら先生に、よもぎ蒸しの妊活効果について教えてもらいます。

富塚先生は、東洋医学と西洋医学を融合させた”漢方スイーツ”の開発も手掛けている、よもぎのスペシャリスト。よもぎの力を味方に、妊娠しやすい体をつくりましょう。

監修者_宮塚さくら先生

よもぎ蒸しとは?

よもぎ蒸しとは

1. よもぎ蒸しの歴史

よもぎ蒸しは、美容大国として有名な韓国で約600年前に発祥したといわれる民間療法で、いまでは世界各国に広まっています。日本では主にエステティックサロンのメニューとして取り入れられるのをよく見かけますよね。

2.よもぎ蒸しの方法

穴が開いたよもぎ蒸し専用のイスに座り、そのイスの下でよもぎを入れた鍋を煮立たせます。そして鍋から湧き上がる蒸気を皮膚や、膣粘膜から吸収させることで、さまざまな健康や美容効果が発揮されるとされています。

最近では、よもぎだけではなく、様々な生薬を混ぜて用いる方法も開発され、身体の症状に合わせて生薬を選ぶことが出来るお店もできています。

3.よもぎを“蒸す”ことによるメリット

よもぎは古くから、飲む・食べる・煎じる・嗅ぐ・浸けるなど、様々な形で人々に親しまれてきました。では、よもぎを『蒸す』とどのようなメリットがあるのでしょうか。

それは、下半身の粘膜からの吸収率が高いことが関係しています。よもぎを蒸して、下半身の粘膜から吸収させれば、より効率的によもぎの良い成分を身体に取り入れることができるのです。

よもぎ蒸しの妊活への効果

“産後の肥立ち”がよくなるとは?

よもぎ蒸しは、韓国で昔から“産後の肥立ちが良い”という事で、各家庭で取り入れられてきました。

“産後の肥立ち”とは、出産後に女性の体が妊娠前の正常な状態に戻ろうとすることを指しています。産後の肥立ちが悪いと、高熱や乳腺炎、産後うつ、尿漏れや腰痛などの様々な症状が現れます。これらの症状を引き起こさない為に、よもぎ蒸しは取り入れられてきたものです。

よもぎ蒸しの7つの妊活への働き

妊活への7つの働き

よもぎには、万能薬と言われているほどたくさんの効果があります!

その中でも妊活に関係している7つの効果をご紹介します。

●ホルモンバランスの調整

よもぎに含まれている『β-カリオフィレン』という成分には、女性ホルモンのバランスを整える効果があると言われています。不妊を改善するだけでなく、女性特有の月経不順や生理痛、PMS(月経前症候群)などの、ホルモンバランスの乱れからくる症状を改善します。

●冷えの改善

身体が冷えていると血管が収縮してしまい、子宮や卵巣に新鮮な血液を届ける事が出来ず、正常な働きをしてくれません。子宮や卵巣機能が低下することで、受精卵が着床しにくくなり、不妊の原因につながります。

よもぎ蒸しによるスチーム効果に加え、よもぎの有効成分の一つである『シネオール』の働きによって末梢血管を拡張させて血行を促進する効果が期待できます。下半身から蒸気をあてることで身体の深部から温め、冷えの解消につながります。また、東洋医学では血の滞りを意味する『瘀血(おけつ)』の改善にも効果的です。

●香りによるリラックス効果

ストレスを溜め込んでしまうとホルモンバランスが乱れ、排卵や月経周期の乱れなどを引き起こしてしまいます。
ハーブの女王と呼ばれているよもぎの独特な香りには脳神経系を鎮静化し、ストレスからくるイライラした気持ちを抑えてくれる効果があります。

また、睡眠の質を向上させて安眠ができる効果も期待できます。慢性的に疲れが取れない方、身体のだるさや不定愁訴がある方にもよもぎの香りはおススメです。

●デトックス効果

よもぎ蒸しをする事で全身から大量の汗が出ます。その結果、身体に溜まった毒素を汗とともに排出する事ができます。

身体に溜まった毒素は汗としてだけでなく様々な形で排出され、子宮内の老廃物を排出する事で子宮機能の活性化も期待できます。また、人によってはお通じが良くなる、利尿が促進されるといった体感を得る方がいます。

●造血作用

女性は月経によって貧血が起こりやすく、とくに日本は、貧血大国と言われている程、貧血に悩まされている方は少なくありません。貧血の改善は妊娠しやすい身体作りにも繋がります。

よもぎの緑色の成分である「クロロフィル」は人間の血液に似ている構造を持ち、「緑の血液」とも言われ貧血を予防する効果が期待できます。

●安胎作用

よもぎの漢方名は『艾葉(ガイヨウ)』といい、効能として安胎作用があります。

安胎とは、胎児を安らかな状態にするという意味です。妊娠した際に赤ちゃんが安心できる身体づくりが出来ます。

よもぎ蒸しにおすすめのタイミングと頻度

よもぎ蒸し 妊活 タイミング

排卵日前がおすすめ!

おすすめのタイミングは排卵前です。排卵前は女性の身体が低温期に入っています。よもぎ蒸しで下腹部を温め、赤ちゃんのベッド、『子宮内膜』を厚くする黄体ホルモンの分泌をうながす事で、着床しやすい状態を作ります。

排卵後は避けましょう

排卵後はよもぎ蒸しをお休みしましょう。排卵後の身体は高温期に入ります。この時期によもぎ蒸しをすると身体が温まり過ぎ、必要以上に血流の流れが良くなってしまうことで着床維持ができないことがあるためです。

おすすめの頻度は月1~2回

よもぎ蒸しのおすすめ頻度は、月経終了直後に1回おこない、そのあと排卵日までの7日間のあいだに1回の、月に1~2回が理想的だといわれています。

しかし頻度よりも継続することが大切です。こんなに頻繁に通えないと思った方は、まずは月に1度のペースで続けてみるのがおすすめです。

必ずしも、通う回数が多いほどいいというわけではないので注意してください。

よもぎ蒸しを受けるときに気を付けること6つ

1.水分補給をしっかりおこないましょう

よもぎ蒸しをうけると、代謝が良くなって大量の汗をかきます。脱水症状にならない為にもよもぎ蒸しの前に水分をしっかり取っておきましょう。

サロンの中には、よもぎ蒸しの途中にもこまめに水分補給ができるよう、イスの隣にお水を準備してくださるところもあります。

2.熱いのを我慢しすぎない

あまり無理をせず、もしも体調が悪くなったらお店の人に声をかけましょう。お店によっては、よもぎ蒸しの温度を下げてくれる場合もあります。

3.生理中は避けましょう

生理中は体が敏感になっているだけでなく、衛生的な理由からも避けるようにしましょう。

4.お酒や激しい運動は避けましょう

よもぎ蒸しの後は、全身の血流のめぐりが良くなっている状態です。アルコールがまわりやすくなったりお風呂ではのぼせやすくなってしまいます。

妊活中の皆さんはすでにアルコールを避けるように気を付けておられるとは思いますが、よもぎ蒸しのあとは特に避けるように注意してください。また、激しい運動も極力さけるようにし、ゆっくり休みましょう。

5.体のだるさ・強い眠気に注意

よもぎ蒸しでは全身の血行がよくなり、新陳代謝がとても活性化します。この時に変化に身体がついていかず、一時的に身体のだるさや強い眠気などといった不快な症状が出ることがあります。

このような症状が現れたときは、水分をしっかり取ってゆっくりと過ごしましょう。症状や大きさは人によって違うため、不安な場合はサロンスタッフさんにも相談してみてください。

6.効果には個人差がある

よもぎ蒸しはあくまでも医療・治療行為ではありませんので、効果や結果には個人差があります。妊娠しやすい身体作りの一環として、神経質になりすぎずに受けるようにしましょう。

まとめ

まとめ

よもぎ蒸しには、妊活中はもちろん女性にうれしい効果がたくさん期待できることが分かっています。妊活中の方は、ぜひ取り入れてみてください。

私自身もよもぎ蒸しを定期的に受けていますが、初めて受けたときはびっくり!

『15分程度で汗が出てきますよ』とサロンスタッフさんに言われていたにも関わらず、初めの15分ではほぼ汗をかかない状態で…。思った以上に体が冷えてしまっていたんですね。

文中でもお伝えしましたが、よもぎ蒸しは継続が大切。体質改善をするためにはまず2~3か月続けてみましょう。よもぎ蒸しを受けて、心も身体もケアしながらハッピーな妊活ライフをお送りください。