【簡単ストレッチ紹介】自律神経失調症と体の歪みの関係

2022/11/08更新

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体が歪んでいると”慢性的な不調が出やすい”という話を聞いたことはありますか?

慢性的な疲労や精神的な原因で姿勢が崩れ生活をしていると、知らず知らずのうちに体は歪んでいきます。そして、その歪みは呼吸・循環・代謝などを調整している自律神経と密接な関係があるといわれているのです。

原因不明の体調不良が続いているアナタ。体の歪みによる自律神経失調症である可能性もあると知っておきましょう。意識するかしないか、それによっても日々の不調が出にくくなるかもしれませんよ。

この記事の目次

朝も体がだるい!疲れが抜けない!その理由は?!

「ぐっすり寝たはずなのに、朝起きたときに体のだるさが抜けない」という悩みを抱える人は少なくないようです。なんとなく体がだるいだけでなく、肩がこる、首が痛い、頭が重い、腰が重いといった不調を訴える人もいるでしょう。

このような慢性疲労の原因は、体の歪みによってもたらされている可能性があるのです。体が歪むと血行不良が起こり、ホルモンバランスの分泌も乱れます。その結果、自律神経が正常に機能しなくなり、だるさやイライラ、不眠といった原因のはっきりしない不調が生じやすくなるというわけです。

このように体の歪みによって起こり得る主な不調を4つご紹介します。アナタの不調に照らし合わせながら、原因を見つけていきましょう!

  • 肩こり

    姿勢が悪いと、骨盤がねじれて左右のどちらかに傾きがちです。骨盤と背骨はつながっているので、骨盤が歪むと背骨にも影響を及ぼします。

    骨盤が歪み、頭を支える首の筋肉や肩甲骨まわりの筋肉が張りやすくなり、頭と首をつないでいる頚椎(けいつい)への負担も大きくなるといわれています。これが、肩こりの大きな原因となるのです。

    頭の正しい位置からはずれてしまうため、後頭部あたりの張りや痛みを感じることもあります。

  • 背中や腰の痛み

    背中や腰の痛みにも、骨盤の歪みが大きく関係しています。慢性的な腰痛に悩まされている人は、姿勢の悪さから骨盤の上にある腰椎(ようつい)が歪んでいる可能性があるでしょう。つまり、腰まわり全体が歪んでいるというわけです。骨盤や腰椎の歪みによって腰周辺の筋肉が緊張し、痛みを引き起こしていると考えられます。

    慢性腰痛の人によくみられるのが、「反り腰」といわれるタイプがあります。壁を背にして立ったときに腰の後ろに手がすっと入るようであれば「反り腰」になっていると思われるでしょう。骨盤が前に傾いている状態なので、余計な負担がかかりやすくなっています。

    反り腰についてはこんなコラムも!<「反り腰」治すには筋肉やわらかストレッチ>

  • 便秘・生理不順・冷え

    体の歪みによって生じる不調には、便秘や生理不順、冷えといった女性に多いトラブルも含まれます。

    体が歪んでいると、大腸が正常に働くことができなくなります。そのため、排便がスムーズにいかなくなりやすいのです。さらに、便秘には副交感神経の働きも深くかかわっています。

    排便に関係する副交感神経は、骨盤の一部である仙骨(せんこつ)から出ています。腰を丸めて座るクセのある人は、骨盤を後ろに傾けた状態で座っているので仙骨に大きな負荷がかかってしまうのです。

    そのため、腸につながっている副交感神経が正しく機能せずに便秘になってしまうといえます。

    また、体が歪んでいると子宮をはじめとした臓器も圧迫され、血液の流れが悪くなります。このために生理痛がひどくなったり、生理不順が起きたりするでしょう。

    全身に十分な血液が行き渡らないと、末端組織である手足も冷えてしまいます。いわゆる、「冷え」と呼ばれる状態です。女性の場合は特に、自律神経の乱れによる冷えが起こりやすいので気をつけなければなりません。

  • 疲れやすい・疲れがとれない

    体が歪むと肩や首などの筋肉がこる仕組みはお伝えしたとおりですが、この筋肉のこりが脳にも大きなストレスを与えてしまいます。

    自律神経には、体を活動させるときに働く交感神経と、体を休めるときに働く副交感神経の2種類あります。交感神経と副交感神経が互いにバランスをとって連携しながら血流や体温、呼吸、心拍といった体のさまざまな働きを調節しているのです。つまり、交感神経と副交感神経がバランスよく拮抗して働いているから、わたしたちは心も体も快適に過ごせるというわけです。

    ところが、体の歪みや筋肉のこりによって、体の機能を調整している自律神経の拮抗作用が崩れ交感神経と副交感神経が同時に働いたり、両神経が同時に働かなったり、どちらかの神経が常に優位になることがあります。一例として呼吸が浅くなり、イライラして、疲れやすく疲労が回復しないといった症状があらわれます。こうして交感神経が優位になり過ぎた状態が続くと自律神経失調症となり、ひどい場合にはうつ病を発症することもあるほどです。

    また、姿勢が悪いと肩が前に突出して胸の筋肉が縮こまります。肺が十分に膨らまずに、酸欠状態になりやすいのも疲労の原因になるでしょう。体の歪みにより体全体のバランスが乱れていますから、筋肉に余計な負担がかかっているのも疲労の原因のひとつとなっています。

    このように、姿勢が悪く、体が歪んでいると、疲れが抜けなくなってしまうというわけです。

姿勢を整えれば美しく!健康に!

さて、ここまで読み進めて「健康のためには正しい姿勢を保つことが大切」だと、なんとなくイメージができてきたでしょうか?お伝えしているように、体が歪んでしまうと、体にさまざまな不調をもたらします。さらに、美容の観点からいっても体の歪みは少ない方が良いのです。見た目としても、内臓機能としても、です。

まず歪みのない体は、血液やリンパの流れが良いため肌や髪にも健康的なツヤが生まれます。また、左右対称にバランスのとれた美しいプロポーションを維持するためには、体の中心に重心がなければなりません。背筋がピンと伸びていると、見た目にも健康的で美しいですよね。

また、太りやすいと悩んでいる人は、むやみに無理な食事制限に走るよりも、姿勢を正して体の歪みを取り除くほう良い場合もあります。なにより、有酸素運動などをいくらがんばっても、体が歪んだままでは美しいプロポーションは手に入れられないでしょう。

特に20代を過ぎるころから正しい姿勢を保つために必要な体幹筋が衰えてきます。美容と健康のために日ごろから体を動かして鍛えるのと同時に、体の歪みを生じさせないように気をつけていきましょう。

体幹筋を鍛えるには、おへその下指3本分ぐらいにある「丹田(たんでん)」というツボに力を入れるよう意識して生活することをおすすめします。激しいトレーニングを取り入れなくても、【丹田に力を入れる】だけで、スタイルも変わっていくことでしょう。

(※丹田の位置はひとそれぞれ“感覚”によるため上記説明は目安としてください)

自律神経失調症は骨格矯正で薬に頼らず快方へ?!

ご紹介してきたように、さまざまな不調をもたらす自律神経失調症には、骨格の歪みが大きく関係しています。体が正常に機能しなくなる自律神経失調症になると、疲労や倦怠感、頭痛のほか、めまい、立ちくらみ、動悸、息苦しさ、不安感、耳鳴り、微熱、口の渇き、のどの圧迫感、手足の冷え、しびれ、多汗、皮膚の乾燥、頻尿、関節の痛みなど数えきれないほどの不快な症状が引き起こされます。

しかし、自律神経失調症を根本から完治する方法は明確にわかっていないのが現状です。自律神経が乱れて生じているそれぞれの症状を治療する対症療法を行うのが一般的ですが、異常が起きているところすべてを治療するのは大変なことです。

多くの病院では、自律神経を調整する薬や抗不安剤、抗うつ剤、睡眠誘導薬、ホルモン剤、ビタミン剤、漢方薬などを内服する薬物療法を行っているでしょう。また、首のあたりにある自律神経が集まっているツボに局所麻酔薬を注入する治療も有効とされています。

ところが、このような治療を受けただけでは体の歪みは正常化されません。根本的に体が歪んだままでは、薬を服用し続けてもその場しのぎに症状を緩和していくだけで、かえって胃も肝臓も疲れて薬の種類が増える可能性もあるのです。

まず、大前提に自律神経は背骨の中を通っています。つまり、体が歪んだ状態では背骨も曲がってしまうので、自律神経の通りはいつまでも悪いままというわけです。ですから、病院での治療を適切に受けつつ、骨格を矯正して自律神経を正常な状態に導くことも一つの方法として取り入れると良いでしょう。

また、自律神経失調症の原因や症状のあらわれ方は、人によって異なることも理解しておかなければなりません。精神的もしくは肉体的なストレス、生活リズムの乱れが原因である可能性も考えられます。いくつかの要因が複雑に絡み合って自律神経失調症が引き起こされているケースが多いので、ひとつの治療法や対策に頼るのではなく、広い視野をもって改善していくよう心がけましょう。

目指すは「痛みや不調を知らなかった頃の体」です。原因不明の不調に悩まされるアナタ、病院で自律神経失調症だと診断されお薬を大量に飲んでいるアナタ、その誰もが「あのころの体」を目指すことも夢ではありません。

なぜ姿勢が歪んで心の不調が起きるのか?

心と体がつながっているとは想像しにくいかもしれませんが、体の状態はわたしたちのメンタルに思っている以上に影響を与えているのです。

たとえば、悲しいときや落ち込んでいるときには無意識に背中を丸めてうつむいてしまうでしょう。反対に、気分が明るく前向きなときには胸を張っているものです。このように、姿勢と心の状態は密接につながっています。

なかでも、心の健康を大きくコントロールしているのが自律神経です。日中に活動的に過ごすために欠かせない交感神経と、夜にリラックスして体を休める副交感神経が備わっているために、わたしたちは健康的なメンタルを保てています。

この自律神経が背骨を通っているために、姿勢が悪く、体が歪んでいると自律神経が正常に機能できなくなって交感神経だけが強く働いてしまうということをしっかりと理解しておきましょう。生活リズムを整えたりストレスを解消したりするとともに体の歪みを取り除かなければ、心の不調に悩まされ続けるかもしれません。

心のバランスを整えるためには、体のバランスを整えることが大事だというのは、もうここまでで充分にみなさんも分かっていることだと思います。この後に、姿勢を良くするための正しく簡単にできる方法をご紹介しますね。

姿勢を良くするため正しい方法

それでは、あらゆる不調の原因である姿勢の悪さは、どのようにして改善していったらよいのでしょうか?

まずは、自分ひとりでできるストレッチによって関節や筋肉を伸ばしていく必要があります。ストレッチをすると体が柔らかくなり、関節を動かせる範囲(可動域)が広くなります。さらに、筋肉の緊張をほぐせるので筋肉のコンディションを整える効果も期待できるというわけです。

また、体幹や股関節、肩甲骨まわりの可動域が広くなると、正しい姿勢をとりやすくなります。3つの姿勢タイプ別におすすめのストレッチをご紹介しますので、筋肉のこわばりをほぐすために毎日の習慣にしましょう。

猫背タイプの方におすすめのストレッチ①

現代人はパソコンやスマホの使用が多く、前かがみの姿勢になりがちです。そのため、猫背の人が大変多くなっています。壁に背中をぴったりとつけて立ったときに、頭と壁の間にこぶしが入る人は猫背になっているといえるでしょう。

猫背で縮こまった胸とおなかの筋肉を伸ばすストレッチを行って、正しい姿勢にしていきましょう。

  • 1) お尻の後ろで手を組み、両足を腰幅に開いて立ちます

    このとき、腕の力は抜いてリラックスしましょう

  • 2) 肩を後方へ引き、肩甲骨を引き寄せていきます

    胸まわりの筋肉が気持ちよく伸びるのを感じるでしょう

  • 3) 左右の肩甲骨を中央に引き寄せながら、腕を下の方にまっすぐ伸ばして8秒キープします

反り腰タイプの方におすすめのストレッチ②

反り腰は、腹筋ができない人(腹筋の力が弱い)や筋肉量の少ない女性に多くみられます。壁にかかとをつけて立ったときに通常は開いた手が1枚入る程度ですが、腰と壁の間が大きく開いていると反り腰であると考えられます。反り腰になっている人は、太ももの前後を刺激するストレッチを行って骨盤の位置を正していきましょう。

胸下がりタイプの方におすすめのストレッチ③

横から見たときに胸が後ろにずれているのが胸下がりタイプです。壁にかかとをつけて立ったときに、おしりが壁にあたらないと胸下がりタイプと考えられます。

このタイプに効果的とされるのは、背中を丸める「猫のポーズ」と呼ばれるストレッチです。

  • 1) 床に四つ這いになります

  • 2) へそをのぞき込むように背中を丸めながら、おなかに力を入れて息を吐いていきます

    肩甲骨のあたりを丸めるようにして空に向けて突き出すのがコツです

  • 3) 息を吐ききったら姿勢を元に戻しましょう

    これを5回くり返します

おわりに

ストレッチや運動でも姿勢が気になり疲れが残るときは…

体の歪みはあらゆる不調の原因となっていることがお分かりいただけたでしょうか?原因がよくわからないけれど体や心の調子が悪い、という人は日ごろの姿勢を見直してください。

姿勢を正すように努力を続けていけば、不快な症状がやわらぐかもしれません。

ご紹介したストレッチを日課にし、適度な運動を毎日の生活にとり入れていきましょう。また、体の構造を良く知っている、アナタの健康をサポートしてくれる整骨院・治療院・整体院の力を借りるのもひとつの手です。

体の歪みは自覚しにくいので、一度は整骨院・治療院・整体院で骨格をチェックしてもらうのもいいでしょう。

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