肩こりってなぜ起こるの?頑固な肩こりを和らげる4つの豆知識

2020/11/10更新

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肩こりアイキャッチ

「肩こりは体質だから」とあきらめてるそこのアナタ!と放っておくと、体のあちこちにさまざまな不調が出てきてもっとツライ思いをしてしまいますよ!

今回は「肩こりを引き起こす原因」を知り、鍼灸 藍采和(らんさいわ)の山本先生直伝の簡単な運動も含めた、とっておきの方法をいくつか教えちゃいます!

現代病ともいえる肩こりから解放されて、楽な体で日々が送れるようサポートしてまいります。

この記事の目次

そもそも肩こりってどんな状態?

肩回りの筋肉が過剰に緊張した状態を肩こりと呼びます。「肩がずっしりと重い」「肩がパンパンに張っているような気がする」「肩から背中がガチガチに固まる」「ビリビリとしびれる」など肩こりの感じ方は人によってさまざまです。

また、この肩こりには首の痛みや硬直感が起こることがほとんどです。ひどい場合は、頭痛につながることもあります。

肩こりと「四十肩・五十肩」との違い

「四十肩」あるいは「五十肩」は、文字通り40代~50代の方が「肩が上がらない!」と訴える症状です。別名を「肩関節周囲炎」といい、肩関節の周囲に炎症を起こしている状態を指します。年齢を指す言葉が入っていますが、運動不足な人・メタボ気味の人はなりやすいので、この年齢から若くても要注意ですよ。

つまり、筋肉の緊張が原因の肩こりと、「四十肩・五十肩」は異なるというわけです。四十肩や五十肩の場合は腕の上げ下げにともなう痛みを感じるのが特徴で、服を着替えるときや髪の毛をとかすときなどに肩周辺が痛みます。ただし、「肩関節周囲炎」は炎症が原因ですから、安静にしていても激しい痛みを感じることもあります。

肩こりがひどくなると併発するほかの症状

肩こりは、先ほど冒頭でお話ししたように「肩だけに起きる問題ではない」ということを覚えているでしょうか?肩や首、その周辺の筋肉の血行不良がおおよその原因のためあらゆる症状が併発しやすいのです。

また、首のコリや首の骨・頭蓋骨の歪みは脳への血流を低下させ、自律神経の中枢である脳幹・間脳の機能低下を引き起こします。この機能低下の中に、下記の症状も含まれます。

  • 頭痛

    肩こりと併発する症状の代表格ともいえる頭痛は、「緊張性頭痛」といわれるものが該当します。頭の後ろから頭のてっぺんまでがズキズキと痛む、ツライ症状です。頭痛を直すならまずは肩こりを和らげましょう。

  • 冷え性

    首から肩にかけて体の筋肉が緊張しているため、血行が悪くなり手足の冷えを引き起こします。先に挙げた自律神経の乱れによる機能低下もあり、内臓の冷えを起こすことも。体の筋肉を柔らかくしてこのツライ症状も和らげましょう。

  • 吐き気やめまい

    自律神経の乱れによる不調の代表格。脳幹や間脳の血行不良により、交感神経が刺激され吐き気やめまいが生じることもあります。酔い止めよりカチコチの肩をほぐすことから始めましょう。

  • ドライアイ

    自律神経のバランスが乱れると涙の分泌量やまばたきの回数が減ります。そのため、ドライアイにも注意しなければなりません。また、パソコンやスマホの使い過ぎでドライアイになる事も。目薬もいいけど姿勢から見直すのも一つの方法!

  • 肌荒れ

    自律神経の乱れは、ホルモンバランスも乱します。ホルモンバランスが崩れると肌の保湿機能や防御機能が衰えてしまい、ニキビやひどい乾燥に見舞われ肌荒れが起こりやすくなるでしょう。ニキビや吹き出物もできやすくなります。

  • 便秘・下痢

    自律神経の乱れにより内臓機能が低下するため、消化機能も低下してしまいます。そのため便秘や下痢が起こりやすくなります。整腸剤より首から肩をほぐして快適な日々を過ごしていきましょう。

  • ●番外編 胃痛・むくみ

    肩こりで胃痛やむくみ?結びつかないですよね。自律神経の乱れによる胃腸の不調はあげられるのですが、それとはまた異なる症状に悩む方もおおいのです。肩こり(からくる頭痛)がひどいアナタ、頻繁に痛み止めを飲んでいませんか?鎮痛剤は、市販薬であっても飲むタイミングによっては胃を荒らしててしまいます。

    特に昨今では効果の強い市販薬も出ていますので、痛み止めを服用しすぎたときの胃痛にも注意です。肩こりを直したくて痛み止め飲んだのに胃痛・・・本末転倒ですよね。また、鎮痛剤により腎臓の血流量が減り、顔や足がむくんでしまうこともあります。まず肩こりを痛み止めを使わず和らげる方法を実践していきましょう。その方法は後程ご紹介します。

肩こりの4大原因

「そもそも肩こりの原因は何?」その疑問にお答えします。

姿勢の悪さ

パソコンやスマートフォンに向かう時間が増え、長時間悪い姿勢を取ることが「普通」になってしまいました。こうした長時間の同じ姿勢は、栄養や酸素が筋肉に十分届かず、筋肉が硬くなることにつながります。

エアコンの効き過ぎ

電車の中は寒くて外が暑い、その逆もしかり。不自然な気温の変化というのは、体の緊張を無意識に引き起こします。人体にとって「冷え」というのは諸悪の根源ともいえるでしょう。

枕の高さ

元々の体型や骨格、寝方に合わない枕を使うのも肩こりの原因となります。整体院で枕診断をしてくれるところもあるので、自身の体調や不調を伝えて「適切な」枕を作ってみるというのも一つの肩こり解消の手がかりです。

生活習慣

一番初めのデスクワークも含まれますが、普段の生活の中でストレスを抱えている方は要注意!ストレスは体を緊張させるため、肩こりを起こしてしまいます。

また、運動不足は、筋肉が担う「全身の血流のポンプ機能」を下げてしまうため、血行不良の原因となり肩こりを引き起こします。

また、内臓の疲れから筋肉が硬くなりやすくなる場合もあります。食生活を見直すだけでも緩和する筋肉の緊張もあるということです。

●番外編 頸椎のズレ

肩こりや頭痛でお悩みの方の中には、頚椎(けいつい:首の骨)がずれている場合もあります。頸椎のずれは筋肉の血行を妨げるだけでなく「めまい」を引き起こすこともあるため、頸椎を正しい位置に修正することで肩こり・頭痛・めまいなどのお悩みが良くなるパターンもあります。

ツライ肩こりを和らげる豆知識

つらい肩こりから解消されるためには、以下のポイントが重要となります。

1)適度な休息を取る

肩周辺の緊張をやわらげるためには、やはり休息が必要です。休息=睡眠、ですのでまずぐっすりと眠るために、38~40度のぬるめのお湯にゆったりとつかりましょう。血流がよくなり、疲れのたまった筋肉がほぐれていきます。また、入眠できるのは温まった体が冷め始める時です。自分の体に合った硬さと高さの枕を選ぶことも大切です。

2)肩を温める

肩がこったときには、応急処置としてホットタオルなどで肩周辺を温めましょう。温めると血管が拡張して血行がよくなり、筋肉にたまった疲労物質が排出されやすくなります。水に濡らした長めのタオルをよく絞ってから電子レンジで温めると簡単にホットタオルがつくれます。これを肩にかけて、じっくりと温めましょう。

3)小指第二関節に冷湿布を張って眠る

1cm幅で指に巻ける長さで切った冷湿布をばんそうこうなどで小指の第二関節に巻きつけて眠ります。そうすることで交感神経の緊張が緩み、リラックスし肩こりや頭痛・イライラなども緩和が期待でるというもの。これをして眠ることですっきりした目覚めを迎えられます。EPARKスタッフが試してみて良かったので、皆さんも試してみてくださいね。

4)ストレッチや軽い運動をする

適切なストレッチを軽くすると筋肉がほぐれて、血行がよくなります。肩こりを予防するためにも、ストレッチの習慣をつけておきましょう。簡単にできるストレッチを2つご紹介します。デスクワークの合間や「疲れたな~」という時に行うとリフレッシュできて肩こりもすっきりできるかもしれません!

  • ①肩回し運動

    • 1.両腕のひじを曲げて、指先を両肩に置く
    • 2.大きく円を描くように肩をゆっくりと回す(肩甲骨周辺の筋肉を動かすよう意識して)
    • 3.5~10回まわす

    ポイントは肩甲骨を意識して大きく動かすこと。日本人の弱い「背部の筋肉」を動かすことができるため、息も深く吸えて肩も楽になり一石二鳥の簡単ストレッチです。

  • ②腕ねじり運動

    • 1.背筋を伸ばしてまっすぐに立ち、両腕を肩と水平に保つ
    • 2.右手は肘から直角に上向き、左手は肘から直角に下向きにしてゆっくりと上下運動させてください。
    • 勢いをつけたり速く動かすとあまり効果がありませんので、ゆったり呼吸をしながら角度を保って動かすことがポイントです。

    この簡単な動きだけで、緊張していた肩甲骨周辺の筋肉が緩み肩や首、頭への血行を促進できます。おまけに、気になる二の腕のたるみを引き締める効果も期待できますよ。

    ※回数は何度でも、気の向くだけ続けます。

    ※ 腕や肩を動かすと痛みが強い方は無理してストレッチしないでください。

セルフケアに限界を感じたら

とはいえ、セルフケアにも限界を感じることもあると思います。どうにもツライ状態が続くようなら、まずは医師や施術者などの専門家に相談するようにしましょう。医療機関や接骨院、整体院、鍼灸院など施術所で対応してくれますよ。

接骨院、整体院、鍼灸院など施術所は、先生によってさまざまな施術方針があるので、事前にどのような施術を受けられるのか電話などで確認すると良いですね。もみほぐしで血流促進する施設もあれば、鍼を使用した骨格調整を受けられる施設もあります。

場合によっては、肩こり=大病のサイン、ということもあります。できるだけ早めに整形外科で医師による診察を受けるようおすすめします。

監修の先生からの一言

肩や首まわりの歪みを整え血流を促すのは、肩こりや頭痛だけでなく目の疲れにもおすすめです。

目の奥が痛い、物を見るとまぶしくて辛い、目がしょぼしょぼする、など疲れ目の方もストレッチしてみてください。目をすっきりパッチリさせることも期待できますよ。

また、筋肉と目は肝臓が関係していますので、肝臓に負担をかけない食生活も心掛けてくださいね。

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