整体院の選び方をご紹介!知っておきたい6つのポイント
整体と聞いてアナタは何を思い浮かべますか?「痛そう」?「体に良いことをしてくれそう」?さまざまなイメージを思い浮かべることだと思います。
しかも現在日本国内には、整体院・整骨院・マッサージサロンなどを含めるとその数は全国にコンビニの数以上あるといわれています。情報もたくさんあふれ、いざ選ぼうとしてもその中から何を基準に選んだらいいのか?悩むところですよね。
この記事では、今日からすぐに実践できる「猫背」の改善方法をご紹介します!
- この記事の目次
整体ってなに?
整体の定義
整体は、指圧やマッサージ、カイロプラクティックなどの手技を用いた療法の総称のこと。つまりお医者さんが行う医療とは異なる「体の不調を緩和すること」が主目的の民間療法のジャンルの一つです。
施術は脊椎や骨盤などの身体の骨格・関節・筋肉を整えることが主な施術ですが、その手法もさまざまにあるのです。この後の「整体の種類とパキパキの正体」で詳しくご紹介しますね。
それともう一つ、実は整体施術を施すためには特別な資格は必要ないのです。つまり、独学であっても整体院の開設はできるということ。多岐に渡る手法を組み合わせ、不調に向き合ってくれるのが整体院というところです。このコラムの最後で「良い整体を見つける方法」もお教えしますので、お役立てくださいね。
整体を受けるときのシュミレーション
整体の施術を受けに行くと、まず、カウンセリングなどを受けてお悩みをヒアリングされます。その後、簡単な検査などをして施術へ。施術台に仰向けになり施術をする場合もあれば、うつ伏せのまま施術を受けるケースや、立位の状態で歪みをチェックしながら施術を受けることもあります。先生の得意とする施術方法によって、その先生のスタンダードな施術というのは異なります。また、検査に映像や写真、特殊な機器を使ってする場合もあります。
ではここで、ある一例を取り上げて施術のイメージを膨らませて頂きたいと思います。
都内在住30代前半の女性。2~3日前から腰の右側だけに痛みを感じていました。その女性は通勤途中にスマホで「腰 右側 痛い」で検索。まずなぜ痛むのかを知りたかったのでしょう。ただ、その検索結果ではその女性が思う回答が得られませんでした。痛みを抱えながら帰り道いつも通り自宅に向かっていると、これまで目に入ってこなかったものが目に飛び込んできました。
「骨格矯正」ののぼりが出た整体院です。「この痛み、ここ(整体院)でどうにかなるかな?」そこでこの女性は、思い切って待ちの整体院を検索しWEB予約を入れました。予約の日時より10分ほど前に着き、問診票を書くよう促されます。
疾患履歴やケガしたことがあるか、その場所はどこかなどを事細かに記入しました。カウンセリングさて、ここから先生との対話が始まります。「足を組む癖がありますよね?」先生に唐突に言われたもののまさにその通り。他にも問診票から「過去のケガで腰を庇って歩くくせがついているかも」といわれました。意識していなくても、確かにケガの後また痛めるのが怖くて、変に歩いていたことがあったな、そう回想します。
ここから施術に入りますが、その前鏡の前に立って改めて状態を確認。すると、肩の高さが左右で違ったり、腰の反りがキツかったり、全身のバランスが崩れていることが判明しました。最終的には、血の巡りを促す施術がこの女性には必要だと、その整体院の先生は判断します。手技施術を行い、血の巡りを妨げていた体の歪みを取り除いていきます。
小気味よいポキポキという音が自分のそこかしこの関節から圧を受ける度にするのです。それだけなのに、なぜか体はすっきり。施術が終わって鏡で姿をみると、肩の左右のバランスも整っています。最後に自宅でのセルフケアなども教わって、お会計をしてこの日の施術は終了。
・・・これが施術のおおよその流れです。
これはほんの一例で、整体院によっては、途中で身体に電気をかけたりすることもあります。
また、運動を一緒にしながら体の歪みを調整していく施術を取り入れているところもあります。このように、さまざまな施術がある整体という業界ですので、自分に合う施術を見極めるまでにいろいろ通うのも良いかもしれません。
ここまで読めば「整体で何をされるのか?」のイメージはできたことだと思います。次は、整体で得られる「メリット」についてお話しします。
整体で得られる3つのメリット
整体を利用する目的は、以下の3つに集約されます。
-
1.癒やし、リラックス、リフレッシュのための整体
お店によっては、癒やしやリラックス、リフレッシュを主目的として提供してくれるところもあります。「癒し」をウリにしたお店は、マッサージや指圧などを主に体をほぐしてくれます。
ストレスで縮こまった全身の筋肉をほぐすのも、この「癒し」を売りにしたお店でできます。
-
2.骨格を調整し、身体の痛みや悩みのゴールを目指せる整体
整体は先述の通り、指圧やマッサージ、カイロプラクティックなどの手技を使います。この手技を使用して骨格を調整することで、歪みを矯正し痛みを和らげていこうというものです。具体的には、頭痛・肩こり・首の痛み・腰痛・膝痛・猫背・O脚Ⅹ脚・などの悩みを持った人が訪れるお店が、整体です。
また、自律神経失調症などの精神的な不安感にもつながる悩みにも、骨格を調整することで緩和が期待できます。
-
3.美容に感度の高い人も満足できる「美容目的」の整体
整体は、美容の悩みにもアプローチします。昨今話題の美容整体、というのもこのケースに当てはまるでしょう。自由診療だからこそ、それぞれにあったオーダーメイド施術が受けられるというのは、整体の最大の魅力といえます。
整体・接骨院・マッサージの違い
町によくある整骨院と整体、どちらも同じような施術内容を掲げていて、正直素人目では違いが分からないものです。ここではその明確な違いをお話しします。
整体
整体は、先ほどお伝えした通り手技を用いた民間療法の一つです。整体というだけなら、特に資格はなくても開業でき、施術を行うことができます。
「私は整体師です」と言えば、それだけで整体院も開けてしまうというわけです。ここまで聞くと「ちょっと怪しいな」と思いますよね。一方で、整体と接骨院ではできることが異なり、手法も多岐にわたります。
整体の技術で今のところポピュラーなのは、カイロプラクティック・クラニオセイクラルセラピー・骨盤矯正・オステオパシーなどです。この中で耳馴染みのある施術の中で、カイロプラクティックがありますね。
このカイロプラクティックという頸椎や筋骨をポキポキしながら矯正していく技術は、アメリカ・カナダ・オーストラリア・などの欧米諸国で、第一次医療として法制化されています。カイロプラクティックに関していけば、アジア各国以外では厳密な基準が設けられた、確かな医療行為というわけです。
ではなぜ日本ではカイロプラクティックは国で認められないのか?これは法制度の違いが絡む話の為、またいつかの機会に・・・。
話をもどしますが、日本のカイロプラクターの中には、WHOが定める厳しい国際基準を満たした先生もいて、日本国内で開業されている方もいます。
カイロプラクターの中にはこのように国際基準をクリアした先生や、セミナーを年間何度も開催する確かな技術を持った先生もいるため、そういう先生が自分に合えばより健康を目指すことができます。
ですので、整体は本気で自分の痛みや不調を和らげたい方や、日々のコンディショニングをしたいという方が利用する機関だととらえておくとよいかもしれません。
接骨院
これには明確な基準があり、「柔道整復師」という国家資格のみ開業できる施設のことを指します。
また、接骨院も整骨院も字面が違うだけで、同じ国家資格がないとできないのです。「柔道整復師」の資格を持っていれば、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷・筋健など軟部組織の損傷を手術をせず治療することができる、という「治療範囲」の違いも顕著です。
接骨院は、一般的にケガのあとのケアや、交通事故によるムチウチ症などの治療ができるため「何かあってから行くところ」という認識の方も多いことだと思います。
おまけ知識ですが、鍼灸の施術も鍼灸師の国家資格が必要な東洋療法です。整骨院は保険適用可能な施術をしているお店が多いので、費用は抑えられます。自身のニーズに合わせて「どう通うか」を考えていくとよいでしょう。
マッサージ
マッサージは、医師、またはあん摩マッサージ指圧師という国家資格を持っている人しか行えない施術です。それ以外の人は、実は法律上マッサージの施術を行えません。
街中にマッサージの言葉が溢れているのは、このマッサージが耳馴染みのある言葉であるからですが、昨今この現状に配慮し、「ほぐし」などの言葉でサービスを提供するお店もあります。
逆を言えば、マッサージという言葉を店名やメニューに掲げていないところは、国家資格を保有していない可能性があるため、お店選びをするときは要チェックです。
個人的なおすすめは、健康管理は整体で、事故やケガを起こしたら接骨院へ、リラックスしたいときはマッサージへ、という使い分けをするということ。それぞれにかかりつけを作っておけば、健康にストレスも軽減しながら毎日を過ごすこともできますね。
整体の種類と「パキパキ」の正体
カイロプラクティック
19世紀にアメリカの電磁治療家ダニエル・デイビッド・パーマーが開発した手技療法。体に起こる不調はすべて「背骨の歪み」が原因であるという考えの元、瞬間的に圧を加えて矯正していくものがベースです。
皆さんのもつ「パキパキ」のイメージはこのカイロプラクティックのアジャストメントのことだと思います。また、カイロプラクティックといっても、現在に至るまでさまざまな分派やテクニックが存在します。
中には「パキパキ」をあまりせずゆっくり矯正するのものもあるため、行こうとしているお店の特徴がどういうものか?というのをしっかり知る必要があります。
クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)
字面からわかるように、頭蓋骨を調整し不調を緩和していく手技のこと。
頭蓋骨は一続きの骨ではなく、パネル状の骨がパズルのように組み合わさって形成されており、開発者のウイリアム・ガナー・サザーランドはこの頭蓋骨のズレや歪みや若干の動きが「呼吸」にも影響を与えているのではないかという仮説のもと作られた技術です。
手でゆっくりと圧をかけながら頭蓋骨を整えることで、呼吸が深くなり全身の機能を回復させるという狙いがあります。比較的このクラニオセイクラルセラピーは、痛みや衝撃が少ないため「ポキポキしない整体」のイメージにぴったりの施術です。
骨盤矯正
カイロプラクティックが背骨にアプローチする施術に対して、読んで字のごとく「骨盤」にアプローチする施術のこと。
カイロプラクティックのような瞬間的な圧を与えて矯正していく施術を行う先生もいれば、ゆっくり骨盤周りの筋肉を緩めながら整えていく施術の先生もいます。
手法はお店によって異なるので、瞬間的にボキボキされるのが怖い場合は前もってお店について調べるか、直接聞いてみることをおすすめします。
オステオパシー
19世紀、ほぼカイロプラクティックと同じころに開発された手技療術。
骨のみを調整する手技に対し、オステオパシーは骨格などの運動器系・動脈、静脈やリンパなどの循環器系・脳脊髄液の循環を含む脳神経系などにアプローチする総合的な施術と言えます。
哲学的な面も含まれる=生活についてのアドバイスを受けるタイプの施術で、自然治癒力の回復を目指す施術ともいえます。
特に、脳脊髄液の循環をよくするための骨格矯正を行うため、自律神経の乱れによる不調など「精神的な症状」にも効果が期待できます。いわゆる「優しい施術」で、施術を受ける側に大きな危害を加える可能性は極めて低く安全なものとされています。
ここまで整体という枠に含まれる代表的な施術について説明しました。もちろん、このほかにもたくさんの整体と呼ばれる手技があり、中には「日本人が開発した方法」なんていうのもあります。これからもコラムで整体の手法について書いていきますので、興味が湧いたら読んでみてくださいね。
整体のパキパキの正体
さて、ここまで読み進めてきて「整体=音が鳴る=痛い」というイメージは薄れてきましたか?もし、痛い施術をされた経験があるという人は、いきなり施術を始めて無理に筋肉や関節に負荷をかけてしまった、という不運に見舞われたのかもしれません。きちんとカウンセリングをしてほぐしながらアプローチすれば、施術で痛むという心配も少なくなります。
また、施術の過程で指圧などを行う場合は、力が強い場合に痛むことがあります。その瞬間に「パキパキ」となりますが、関節があれば正直どこでも音は鳴ります。一方で、なんとなく「痛い施術のほうが良く効く」といった感覚の方も居るかもしれません。ただ、痛い施術を我慢して受け続けると、状態が悪化する可能性もありますのでご注意ください。
多種多様で危険の少ない丁寧な施術が受けられるのが整体です。自分の興味がある整体を選べるように、私たちもしっかりサポート致します。この後に「良い整体を見つける方法」についてもお話しますね。
整体院に行く前に知っておくべきこと
副作用ってあるの?もみ返しって?
頭痛で薬を飲んだ時に「頭痛は治ったけどお腹を下した・胃痛を起こした」といった経験はありませんか?この状態になるとき、私たちは本来治したい症状とは違うところで別の不調が出るため「副作用が出る」と感じます。この「副作用」という言葉は、内服薬に対して使う言葉です。
つまり整体では、副作用という言葉を使わないのですが、イメージしやすい言葉のためあえて「副作用」という言葉を使って説明することもあります。
この整体における「副作用」は、「もみ返し」といいます。もみ返しは、整体の施術を受けてしばらく経ってから感じる筋肉痛のような痛みのことで、もみ返しが来るかどうかというのも施術を受けた当人の体調や、施術者の力加減によるというわけです。
ただ、もみ返しは良いものばかりとは限りません。前提として、良いもみ返しは痛みが出た後徐々に状態が良くなります。
一方で悪いもみ返しは、痛みが出たあともしばらくその痛みが続き、結果的に悩みが全く変わらずに残ってしまっている状態に戻ってしまいます。
「良いもみ返し」が起こる理由としては、体の状態が良くなる前兆のようなものです。つまり、単純に「整体に行った→もみ返しが来た→下手な先生」というわけでもないということです。
他にも、カイロプラクティック後に良くある好転反応として「体が怠くなる」「頭がぼーっとする」「下痢っぽい」「頻尿」「吹き出物がでる」などの状態になることもあります。この原理は、施術で刺激を受け体が反応し、これまでの治りにくい慢性的な不調から治りやすい急性的な不調へと切り替わる時だということです。
整体に行ってこういった「副作用」がでても、すぐに「ダメな先生にあたったんだ・施術が合わなかったんだ」と決めつけず「長い目で見たとき良くなること」を考えてみると、気持ちも楽に施術を受けることができますよ。
どんなタイミングで整体へ行こう?
病院は、病気になった時に行くところです。一方で、整体はどんな時に行くべきだと思いますか?
この答えは千差万別ですが、こちらから提案する大まかな目安として「病院へ行くまででもない身体の悩みがあるとき」にいくようなところ、だと考えてほしいのです。
整体院の中には、医療機関と提携しているお店などもあります。ですので「何科に行けばいいの?」という相談も気軽にできますよね。また、交通事故やスポーツ等でケガをした場合に、病院での治療と合わせて、整体(もしくは接骨院など)で施術を病院側から勧められることがあります。
もし過去に内臓疾患系の診断をされた場合も、ご自身の判断で必要と考えて医師の許可が下りれば整体での施術を受けることもできますよ。
ただ、整体が病院と決定的に違うのは「身体が疲れている時に行けるところ」でもあるということ。整体の先生は体の、さらに言えば筋肉や骨格のエキスパートでもあります。自分では気が付かない異変に気が付かされるきっかけの機関としてもおすすめできます。
総じて、「メンテナンスのために整体へ」この習慣は、健康でありたい人すべてにおすすめできますよ。
整体って保険が適用されるの?
ずばりお答えします。整体院の入り口に、たまに保険が使える内容の看板が立っているところを見たことがある、というアナタ。「保険は病院で使うもののはずでは?」と、頭にはてなが浮かんだことでしょう。
実は、整体で保険が効くか効かないかは、柔道整復師が開設した施設であり、先に紹介した「整骨院としての役割」を果たせるかどうかがカギになります。つまり、保険適用となるのは、柔道整復師が施術をした場合にのみ、保険適用となるということです。
整体院という店名でも、柔道整復師が開設した施設であれば、保険適用の可能性が出てきます。しかし、この保険適用されるケースというのも骨折・捻挫・脱臼・打撲・肉離れといった、負傷した原因とその日付がハッキリしているものだけに限られます。
この保険適用の判断はお店によって左右されるので、「とりあえず保険適用でリーズナブルに施術を受けたい!」という方は施設に前もって「保険適用可能か?」というのを確認してみてください。そして大事なのは痛みの原因となる明確な事象や日付も伝えられるよう用意しておくことです。
また、病院ですでに同様の施術を受けている場合や、今後改善が望めない脳疾患の後遺症などは、保険が適用されないこともあります。さらには、労災保険が適用となる場合は医療保険は適用されません。
整体を受ける前後で気を付ける6つのポイント
さて、これから整体へ行こう!としている方のために、整体を受けるときに気をつけておいたほうがよいことを以下にまとめておきます。お出かけになる前に、ぜひ目を通してから出発してくださいね。
施術前の注意点
- ・施術直前の食事は控える
- ・寝不足のまま行かない
- ・締め付けの少ない服装で
一つ一つ「なぜだめなのか?」をお話ししていきます。
まず、食後は血液が消化のために胃に集中しているためその状態で身体に刺激を与えると、胃への血流が減って消化機能が低下し、消化不良になる可能性があるためです。それに加え、単純に「うつ伏せになって施術した時に苦しい」ので、食事からは少なくとも30分以上空けるか、どうしてもお腹が減っているときは消化の良いものを摂りましょう。
また、施術を受ける前日はしっかりと眠りましょう。睡眠不足だと、体の機能が全体的に落ちていることもあるので先ほどお伝えした好転反応が出やすくなります。また、整体での施術は体力を消耗するので、せっかくしっかり施術をしてもらったのに「疲れ」ばかりが残り期待できる効果も半減してしまいます。お悩みにしっかりアプローチするなら「ちゃんと寝てから」行きましょう。
そして、施術を受けるときには私服で受ける場合もあります。締め付けの少ない、装飾の少ない服装で施設に行きましょう。着替えの有無は、行く予定のお店にあらかじめ聞いておくとスムーズです。
施術後の注意点
- ・激しい運動は控える
- ・施術箇所を自分で揉んだり叩いたりしない
- ・アルコールの摂取は控える
施術を受けた日は、激しい運動は避けてください。
自覚はないものの、整体では体に刺激を受けています。その上に運動をすれば、負荷がかかりすぎてしまうためパフォーマンスはあがらずケガをしてしまうかもしれません。普段運動をしない方も要注意!体力のない方は、施術を受けた日に長風呂するのも控えた方が安心です。
また、もみ返しがあっても、自分でもんだり叩いたりしないようにしましょう。せっかくの施術の意味がなくなってしまう可能性もあります。
気持ちのよい施術を受けた後はアルコールを飲みたくなるかもしれませんが、ちょっと我慢してください。施術で血流も代謝も良くなっているので、アルコールの回りが早くなり急性アルコール中毒などの思わぬ事態に陥ることも。
施術後はつとめて養生するような感覚でいてください。一番大切なのは「自分を労わること」です。整体でケアしたからと気を抜かずに、たまにはゆっくり行動してみるのもよいかもしれませんね。
良い整体を見つける方法
ここまで読んでみて、整体とはどんなところか?どんなことをされるのか?ポキポキの正体などは、なんとな~くわかっていただけたことだと思います。
では、ここで最後にこれまで引っ張ってきた「良い整体を見分ける方法」を伝授して、このコラムを〆たいと思います。予約を入れる前、予約を入れてからそれぞれ参考になるようにポイントを挙げておきますね。
行く前に見分ける6つのポイント
- ・HPに先生の顔や固定電話の番号が載っていること
- ・得意な施術の記載があること
- ・口コミや「お客様の声」があること
- ・室内全体の写真が載っていること
- (清掃が行き届いていると分かる)
- ・「治す」と言い切るような文言がないこと
- ・カウンセリングに時間をかけると宣言していること
多くの人がHPを見てその整体の情報を得ようとしますが、上記の6つのポイントを見てみましょう。やはり、どんな人に施術をされるのか、というのは知っておきたいですよね。
また、固定番号があるということは、何か気になることがあれば事前に確認ができるということです。運営者がきちんとしているかどうかを確かめる上での基準でもあります。
しっかり自分の得意な施術をあげているのも、こちらが「何をしてほしいか」をもとに考えたときに分かりやすくて助かりますよね。
一方でなぜ「治す」と言い切るのはxなのか。それは、誇張した表現で至らない技術をカバーしようとしている可能性があるからです。「治す」文言よりも、口コミや「お客様の声」が多い方が信憑性もあり、同じ施術を受ける側の立場から見てコメントしている人が分かっていることも書かれていることがあります。
また、ネガティブな口コミに対しても真摯に応えているお店は、技術向上や「良いお店にしていこう!」熱意がある良いお店ともいえます。カウンセリングに時間をかけると宣言しているところも、お客様の立場に立ってしっかり不調と向き合う姿勢を取ってくれようとしているからです。
ただもし、リラックスだけしたいということなら、そういったメニューを用意しているところを選ぶと間違いはありません。大切なのはアナタが整体で「何をしてほしいか」ということを明確にイメージしておくことと、先生との相性を自分で判断できるか?ということです。
お店に行ってから見るポイント
- ・事前に見た写真とイメージがずれていないか?
- ・無理な施術をしてこないか?
- ・次回予約について強要してこないか?
- ・施術のビフォーアフターをみせてくれるか?
- (もしくは体を動かしながら説明してくれる)
この4つのポイントを気にしながら見てみてください。やはり事前の情報と行って見た状態がかけ離れていたら、驚いてしまいますよね。お店の前に立ち尽くして「大丈夫かな?」と呆然とするかもしれません。ですので、もしあまりにもかけ離れたイメージのところに来てしまったら、その旨をその場で伝えてみるのも施設のためということです。
また、完全予約制なのに次のお客さんとバッティングしてしまう時間の使い方をしているお店も要注意です。予約を無理に勧めてくることもですが、お客様の意見を無視した流れで進めようとする、というのは総合的な満足度も低くなりますよね。
なによりもお客様思いの対応をしてくれる施設、というのが一番です。少しでも自分が満足できるお店を見つけられますように。