ストレートネックをチェック!症状・改善方法について

「首こり、肩こり、頭痛」日常からこんな症状に悩まされていませんか。
大切なイベントのときにこんな不調が出ると本当に困りますよね。実は、ただの肩こり・頭痛と思っていたものは「ストレートネック」が原因かもしれません!
現代病やスマホ首とも言われるストレートネック…これは何が原因でなぜいけないと言われているのでしょうか。
この記事ではストレートネックの症状、自分で出来るセルフチェック、スマホ使用時に気を付けるべきポイント、改善に導くストレッチ方法などを紹介します。
まだ症状が出ていなくても、スマホやPCをよく使う人は不調が出やすいと言えます!最後まで読んでみてくださいね。
- この記事の目次
アナタは大丈夫?こんな症状はスマホ首?
ストレートネックとは

ストレートネックというのは頚椎と呼ばれている首の骨が真っすぐになってしまう症状のことを言います。健康的な首であれば頚椎の湾曲している(曲がっている)角度が30度~40度ほどです。しかし、その湾曲具合が30度以下になるとストレートネックと言えます。
最近ではPCやスマホを使う人が増えてきましたよね。下を向くことが増え、これにより首がストレートネックに近づき不調が出る場合もあります。これは「スマホ首」とも言われ、今や現代病です。
どんな症状が出るの?
ストレートネックの主な症状をまとめました。
- ・頭痛がひどい
- ・首がはる
- ・肩がこる
- ・首や肩のあたりがずっしり重く感じる
- ・首の痛みがあって動かしづらい
- ・上を向くことが出来ない
- ・めまいがする
- ・耳鳴りがする
- ・吐き気がする
- ・しびれがある
- ・目が疲れる
- ・喉に違和感がある
なぜストレートネックはだめなの?
ではなぜストレートネックがいけないと言われるのでしょうか?先生によって考えが異なり、「そのままでも良い」「普段動きに気を付けるだけで良い」という方もいます。
ただ、頭の重さというのは実はとても重いです。体重と比べると10パーセントほどの重さなので体重50キロの人であれば頭の重さが約5キロですよね。
例えて言えば、ボーリングの玉(11ポンド/4.990kg)が頸椎とその周りの細い筋肉にドンッと乗っている状態ということです。しかも、私たちの暮らしというのは下を向いて作業をすることがとても多く、真っすぐ立っているときと比べて下を向いた場合、首に倍以上の負荷がかかることも考えられます。
例えば、頭が2センチほど前に出ただけで2倍の10キロ、4センチほど前に出れば4倍の20キロもの重さが首にかかってくると言われているのです。筋肉に大きな負荷がかかり、首のこり、肩のこりに繋がってきます。
またその負荷により関節と関節の間隔が狭まれば、神経が刺激され耳鳴りやめまいやしびれ、頭痛、もしくは自律神経失調症などの不調を引き起こすのです。首を前に傾ければ傾けるほど、背中は丸まり肩は内側に入ってくるので猫背もひどくなります。
あなたは大丈夫?セルフチェック
以下の点で当てはまるものがないかセルフチェックしてみましょう。以下のような生活を繰り返している人、症状が続いている人はストレートネックかもしれませんね。
- ☑デスクワークが多い
- ☑スマホやPCをよく使う
- ☑肩こりや首こりなどの不調を感じやすい
- ☑首を動かしたときに痛みがある
- ☑猫背になりやすい
また、自宅で簡単にストレートネックをチェック出来る方法があります。
壁があればどこでも出来ますので試してみてください。
簡単ストレートネックチェック
- ① 壁を背中にして真っすぐ立つ
- ② まず壁にかかとをつける
- ③ 次に背中を壁につける
- ④ そのとき「後頭部・肩甲骨・おしりの仙骨・かかと」この4つの点が意識せずに壁につくか確認する

首の状態が普通であればこの4点が意識せずとも壁にピッタリつきます。もし、壁に後頭部がつかない場合(もしくは意識しないと後頭部が壁につかない場合)にはストレートネックになっている可能性があるでしょう。
スマホを見るときに注意したいポイント
ストレートネックの症状以外にも、長時間スマホをいじることでさまざまなリスクがあります。
例えば、目のかすみや痛みが続く眼精疲労、またスマホ画面をじっと見ることでまばたきの回数が減り目が乾くドライアイなどの症状が出やすいです。長時間肘を曲げてスマホを操作することで筋肉が固まり神経を刺激することで腕や肘のしびれ・痛みが発生することも。(スマホ肘とも呼ばれます)
それだけでなく、首を圧迫することで副交感神経(体を休めるための自律神経)の働きを鈍くし、精神的に安定しない、疲れやすい、眠れないなどの症状が出てきます。放っておけばうつ病になりやすいなどのリスクもあるんですよ。
スマホを使用時の注意点
-
・長時間使わない
⇒1時間に●時間程度、と決めて使用する
-
・スマホを持つときに肘を固定する
-
・なるべく首を下に向けないようにする
-
・眠る前に使用しない
⇒画面が発するブルーライトの影響で眠りが浅くなり質が落ちます
-
・長時間使わなければいけないときは小休憩をはさむ
⇒お仕事をされる方も少なくないため、あくまで休憩を取るようにしてください
-
・画面の明るさを落とす
⇒暗くしておくことでブルーライトが抑えられ目への影響が減ります
仕事の合間や自宅で簡単ストレッチ法
ストレートネックがこれ以上悪化しないようにストレッチやエクササイズなどの改善法をお伝えします。正しい頭の位置に戻れば症状も緩和しますよ。
仕事先や外出先や自宅などどこでも出来るものを選びましたので、ぜひ空いた時間に行ってみてください。
あご押し体操

上を向く首そらしストレッチ

まとめ
「スマホやPCを使わないでください」と言われてすんなり出来る人は限られていますよね。大多数の方が日常生活でスマホやPCを多用しているはず!そんな中でストレートネックを改善していくには「日々の心がけ」がとても大切です。
今まで何も考えずに使っていたスマホも、この記事で紹介したストレッチやリフレッシュ方法をうまく取り入れればイヤな不調の改善が期待出来ますよ。
「現代病だからみんな同じでしょ」と諦めずに、自分なりのスマホの使い方、スマホとのうまい付き合い方を考えてスマートな生活をしてくださいね。