【しみ・くすみ対策基礎編】若見え肌を作るために

2018年04月03日更新

しみやくすみを解消するためには、正しい知識を身につけなければなりません。いくつになっても若々しい肌でいるためには、絶対に知っておくべきポイントがあるのです。どれも決して難しいことではありません。

だれでも簡単に取り入れることのできる対策ばかりですから、今すぐにでも生活習慣やスキンケアを見直してみましょう。

このしみやくすみの原因はなに?

しみやくすみを解消するために、原因となるものを知っておきましょう。しみやくすみを引き起こす主な原因をご紹介するので、心あたりがないかチェックしてください。

紫外線

紫外線イメージ

しみやくすみの大敵となるのが紫外線です。紫外線を浴びると表皮の下に存在するメラノサイトと呼ばれる色素細胞が傷つき、シミの元となるメラニン色素がつくられてしまいます。このメラニンが蓄積して、しみとなって肌に残ってしまうというわけです。

また、紫外線を浴びた肌は乾燥してしまいます。すると、肌の表面や内部に軽い炎症が起きて肌がくすんでしまうのです。

こうして長い年月をかけて紫外線のダメージを受け続けた肌には、しみやくすみが出やすくなってしまいます。

肌の生まれ変わりサイクルの遅れ

肌の表面にある表皮は表皮細胞で成り立っており、表皮の下にある基底層でつくられて肌表面に押し上げられてきます。そして、表皮の外側にある角質層に上がってきたあとに垢(あか)となってはがれ落ちる仕組みです。この一連のサイクルを「ターンオーバー」と呼んでおり、健康な肌は約28日をかけて生まれ変わっていきます。

ところが、年齢を重ねていくうちにターンオーバーのサイクルが遅くなってくるので、しみやくすみが気になりやすくなるのも理由のひとつです。

10代 約20日
20代 約28日
30代 約40日
40代 約55日
50代 約75日
60代 約90日

不規則な生活習慣

食生活の乱れ

栄養をしっかりと摂取できていないと、肌の代謝が落ちてしまいます。肌のターンオーバーが乱れ、肌の透明感が失われてしまうでしょう。忙しいとコンビニ弁当やファストフードに頼りがちですが、そういった食事には添加物が多い傾向があり、野菜も不足してしまいます。
また、カフェインを多く含むコーヒーなど刺激の強いものを過剰に摂取していると免疫力が低下してメラニンが増加しやすいので注意してください。

睡眠時間のばらつき

寝る時間がまちまちで不規則な生活を続けていると体内リズムが狂って、免疫力の低下や自律神経の乱れなどを引き起こします。肌の生まれ変わりサイクルも崩れるので、しみやくすみも目立ってきます。

健やかで美しい肌を手に入れるには決まった時間に就寝し、一定の睡眠時間を確保しなければなりません。肌細胞は寝ている間に分裂をして再生します。しっかりと肌を生まれ変わらせるためには、良質な睡眠によって肌細胞を正常につくる必要があるのです。

ストレス

精神的ストレスを多く感じていると、ちょっとした刺激にも肌が敏感に反応してしまいます。ストレスによってメラニン細胞を刺激する物質も分泌され、シミができやすくなることもわかっているのです。

また、ストレスを感じているときには肌のくすみが目立つようになるでしょう。ストレスによって血管が収縮するので血行が悪くなってしまうのです。

間違ったスキンケア

スキンケアの刺激によってしみやくすみが引き起こされることもあります。過剰なクレンジングやマッサージ、コットンを使った拭き取りなどは肌への摩擦が強いので控えてください。肌へ摩擦を与えると、炎症が起きて活性酸素を発生し、メラノサイトを刺激してしまいます。

こうした間違ったスキンケアを続けていると、気づかないうちにしみやくすみが濃くなっていくので気をつけましょう。

美肌のために今からでも改善できること

 

しみやくすみが既にできているからといって諦めてはいけません。これからの対策次第で、今後の肌の状態も変わってきます。肌細胞が正常に働くように、次のような生活習慣を心がけましょう。

ストレスを溜めこまない

ストレス肌

ストレスの原因となっている問題を取り除くのは難しいでしょうから、自分なりのストレス対策を身につける術を身につけましょう。あまり考え込まないようするためには、体を動かすのがコツ。そして、栄養バランスのとれた食事をとって夜はぐっすりと眠ること。こうした規則正しい生活を送っていると、心に不安が残りにくくなるはずです。

リラックス効果のある香りを活用するのも、ひとつの方法です。ストレスをやわらげるラベンダーや気持ちをリフレッシュさせるペパーミントといったアロマオイルを利用して気分転換をしてもよいでしょう。

ストレスコントロールが苦手、ストレスをどう解消したらいいか分からない、という方は腸内環境を整えるような食生活を心掛けると良いです。なぜならば、腸内環境を整えることでストレスを感じにくくなるというメリットがあるためです。

適度な運動を習慣にする

体を動かすと血流が促進されて、肌の新陳代謝が高まります。短い時間でも構わないので、ウォーキングやストレッチをする習慣をつけてください。特にストレッチは血流が滞りやすい朝晩や仕事中にも簡単にできるので続けやすいでしょう。全身運動になる水泳やヒーリング効果も期待できるヨガなどもおすすめです。

いずれも継続することが大切です。三日坊主にならないように、適度に体を動かす時間を設けましょう。

食生活を改善する

バランスの良い食卓しみやくすみに悩まされない肌を手に入れるには、栄養バランスのとれた食生活も不可欠です。毎日口にするものによって肌がつくられているという意識をもちましょう。

肌の材料となるタンパク質が不足すると新陳代謝が衰えてしまいます。赤身のお肉やささみ、納豆、豆腐、卵といった良質なタンパク質を摂取しましょう。

また、メラニンを生成するチロシナーゼという酵素の働きを抑える効果があるとされているリコピンもおすすめです。リコピンはトマトをはじめとしてスイカや柿、ピンクグレープフルーツに含まれています。

ほかにも、肌の代謝を促すビタミンC(ブロッコリー、ピーマン、キウイなど)やビタミンB2(レバー、サーモン、アーモンドなど)、L-システイン(大豆、にんにく、たまねぎなど)なども不足しないようにしましょう。

ただし、これらの栄養に偏った食事をしても意味がありません。複数の栄養素が互いに影響し合って効果を発揮するので、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することを忘れないでください。

良質な睡眠をとる

睡眠をしっかりとって自律神経のバランスを整え、肌の新陳代謝が正常に行われるようにしましょう。寝入りばなに「成長ホルモン」が分泌されやすいので、スムーズに入眠できる工夫が必要です。寝室や寝具を快適にし、寝る前にリラックスできる時間をもちましょう。眠りを妨げるカフェインの入ったコーヒーは控えてください。

また、スマホやパソコンの画面を見ると脳が覚醒されてしまうので夜の利用は避けましょう。

 

いずれも「ストレスを溜めこまない」という項目につながりのある生活習慣の改善ばかり。つまり、規則正しい生活こそが美と健康、そして強い体を作り自信につながるのです。

これから気をつけたいスキンケアのポイント

健やかで美しい肌をキープするために、正しいスキンケアを続けていきましょう。高価な化粧品を利用するだけがスキンケアではありません。肌に本当に必要なことを知っておくことが大切ですよ。

日焼け止めを忘れない

紫外線対策

紫外線対策をせずに、うっかり出かけてしまう人は少なくないようです。しみやくすみを防ぐには、年間を通して日焼け止めを上手に使いこなさなければなりません。

紫外線にはA波とB波の2種類あるので、それぞれに対応したPA表示とSPF数値を目安に日焼け止めを選びましょう。ただし、PA値やSPF値が高いと日焼け止めそのものが肌へ負担をかけてしまいます。日常に使用するならPA++、SPF15~20くらいで十分です。紫外線防止効果のある下地やファンデーションも組み合わせて、しっかりと肌を守ってください。

肌に刺激の少ないクレンジング

メイクを落とすクレンジングは肌に負担をかけるので注意が必要です。油と水をなじませるための界面活性剤が肌に刺激を与えるので、一概にはいえませんが洗い流すタイプのクリームやジェルタイプが肌に比較的やさしいといえるでしょう。
また、メイクをしっかり落とそうと指先でゴシゴシと擦ってしまいがちですが、これは絶対にしてはいけません。クレンジング剤を肌に素早く伸ばしてメイクとなじませたら、すぐに洗い流してください。

保湿はしっかり

うるおい肌

乾燥した肌はターンオーバーを正常に行えません。うるおいをキープするために洗顔後には保湿ケアを欠かさないようにしましょう。そこで知っておいていただきたいのが、正しい保湿法です。

化粧水の水分は蒸発してしまうので、一時的にうるおいを与える効果しか期待できません。乾燥を防ぐには、セラミドやヒアルロン酸といった保湿成分がたっぷりと含まれた美容液を使いましょう。

美白化粧品を上手に活用する

しみやくすみを防ぐための美白化粧品やメラニンの合成を防げるハイドロキノン配合クリームも数多く出回っています。こうした美白化粧品はしみやくすみを予防する効果が期待できるので、顔全体にしっかりとなじませましょう。作用が穏やかなのですぐには効果があらわれないでしょうが、使い続けているうちに違いを感じられるかもしれません。

サプリを上手に活用する

サプリイメージ

市販の美容サプリを取り入れて内側から美白、しみをなくしていく方法もあります。普段の食生活ではどうしても不足しがちなビタミンC、ターンオーバーを促進するL-システインが含まれるサプリなど様々にありますよね。サプリも作用が穏やかなので長い目で見て、内側からのケアもしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

肌は、自分で育てていくもの。ふだんの生活習慣や食生活、スキンケアのやり方が顕著にあらわれるのが肌なのです。ここでご紹介したように、肌に必要なことをきちんと理解したうえで自分の肌をもっと気にかけてあげれば、より透明感のある肌を手に入れられるでしょう。

日頃の心がけはとても大切です。暴飲暴食した次の日にちゃんと食事のコントロールをする・お化粧は確実に落としてから寝る・朝ごはんはバナナ一本でも必ず食べるようにする、などちょっとした心がけでいいのです。毎日「ちゃんとケアしよう」と思うとそれ自体がストレスになりますよね。

気を楽にして、今できるケアを取り入れて美と健康を手に入れていきましょう。

監修の先生からの一言

松永昭子先生

シミのいろは表面から

表皮 角質層にメラニンがたまると黒色

表皮 基底層にメラニンがたまると茶色

真皮にメラニンがたまると青色

となるそうです。

ターンオーバーの周期が乱れ、メラニンの生成と排出のバランスが崩れるとメラニンが皮膚の中に過剰にたまるので、ターンオーバーを活発にしてくれる美顔鍼はとてもオススメです。